知ってた?歯石除去が歯周病予防になる理由

歯石除去が歯周病予防になる理由

口の中

日本では、成人の約8割が歯周病に罹っているというデータがあります。

その原因のひとつとして、日本では海外ほど予防歯科が浸透していないことが挙げられます。世界で一番予防が進んでいるスウェーデンでは、歯科医院での定期検診受診率が80〜90%であるのに対し、日本での定期検診受診率はわずか6%です。
日本では「歯科医院は痛くなったら行くところ」という認識の方がまだまだ多く、それでは歯を失うリスクを高めてしまいます。

定期検診では歯石除去を行いますが、この歯石除去が虫歯は歯周病予防に有効です。
今回は、歯石と歯周病の関係性をご説明します。

そもそも歯石ってなに?

歯石とは、歯垢(細菌の塊)が石灰化したものです。歯に付着した歯垢と唾液中のカルシウムやリンが結合して、石のように硬くなります。
歯垢は歯ブラシや歯間補助用具(デンタルフロスや歯間ブラシなど)で除去できますが、歯石は歯に強固に付いているため、歯ブラシで除去することはできません。
歯石は放置するとさらに硬くなり、どんどん増えていきます。

歯石は2つの種類に分けられます。

歯石が及ぼす歯周病の危険性とは

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐきに炎症が起こり、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
これによって歯がグラグラしたり、ひどい場合は自然に抜けてしまうこともあります。
日本人が歯を失う理由で最も多いのが、この歯周病だと言われています。

歯石自体には大きな病原性はありません。ですが、歯石の表面はザラザラしているため、ますます歯垢が付きやすくなり、細菌の温床になる恐れがあります。
この歯石に付着した歯垢の中の細菌によって、歯周ポケットがどんどん深くなり、歯周病が進行してしまうのです。

ぐらつく歯のイラスト

事実、歯石をとってみると歯石に覆われていた部分の歯ぐきは赤みを帯びて炎症していることがほとんどです。

このようなことから、歯石が歯に付いたままになっていると不潔に見えるだけでなく、健康のためにもよくありません。
また、歯石は口臭の原因にもなるため、早めの除去がおすすめです。

歯周病 口臭

歯石の取り方

治療のイラスト

まとめ

女性が歯科治療をうけている

近年の研究で、お口のトラブルが全身の病気に関係があることが分かってきました。その中でも歯周病は、心疾患や動脈硬化、糖尿病、さらには早産や低体重児出産などにも影響を及ぼすことが報告されています。また、唾液に含まれる細菌が誤って気管支、肺に入ると、気管支炎や誤嚥性肺炎の原因にもなります。

歯周病は徐々に進行していくため、初期の段階では自覚症状がないことがほとんどです。定期検診で行うプロフェッショナルケアと、ご自宅で行う毎日のセルフケア、日々の積み重ねが歯周病予防に最も重要です。

痛みがないと行く機会を逸することも多い歯科医院ですが、年に2〜4回は検診に通い、定期的に歯石除去を行うことがおすすめです。

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