マイナンバーカードを健康保険証として使用できること、身分証明書として使用できること、医療費関連の領収書の保存も必要なくなるので、お財布がコンパクトになります。お薬手帳の持参も必要なくなるので、それらの管理も楽になることでしょう。
2021年10月20日から一部の医療機関や薬局で、マイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになりました。 また、政府は今までの健康保険証を2024年の秋に廃止し、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に切り替える方針を発表しました。
そもそもマイナンバーカードって何？
マイナンバーカードは、氏名、住所、生年月日、性別、有効期限などが記載された顔写真つきのプラスチック製のカードです。カードの裏面にはマイナンバーの数字が記載されており、身分証明書として利用できるほか各種手続きをカード1枚で済ませることができます。マイナンバーカードの取得は、15歳以上ならご自身で取得可能です。15歳未満の場合は、保護者が代理人として取得できます。
マイナ受付とは？
マイナ受付とは、対象の医療機関、薬局で健康保険証の代わりにマイナンバーカードが利用できる仕組みのことを言います。
マイナ受付は、マイナ受付のステッカーやポスターが貼ってある医療機関や薬局でご利用いただけます。 使い方は、専用のカードリーダーにマイナンバーカードをセットし、暗証番号または顔認証でご本人確認を行い、薬剤情報と健診情報の閲覧に同意するだけです。
マイナ受付のメリット
マイナ受付には以下のメリットがあります。
- 医療情報の一括化
- 医療現場の受付・情報共有円滑化
- 就職・転職・転居をしても継続して使用可能
- 高額医療費の支払い時に限度額以上の一時支払いが不要
- お財布の軽量化
1.医療情報の一括化（健診結果、処方薬情報）
（確定申告の際の医療費控除簡略化にも）
マイナンバーカードの利用者が同意すると、医療従事者が特定健診結果や処方薬情報をオンラインで確認することができます。今までは患者さまご自身に健診結果について伺ったり、お薬手帳をお持ちいただく必要がありましたが、マイナンバーカード一枚で不要となります。 また、確定申告の際の医療費控除の申請も、今までは複雑で手間がかかっていました。マイナンバーカードがあれば、保険治療を受けた記録が一括管理されるので、領収書の保存や計算などの手間がなくなります。
2.医療現場の受付・情報共有円滑化
マイナ受付では、受付窓口のカードリーダーにカードをかざすだけで医療保険の資格確認を行うことができます。そのため受付での待ち時間を縮小し、受付での接触機会を軽減し、自動化することができるというメリットがあります。 また、過去の処方薬や特定健診結果も確認できるので、患者さまがいくつかの医療機関に通院している場合でも、医療機関同士で情報を共有することが可能になります。そのことが医療現場における情報共有の円滑化につながるのです。
3.就職・転職・転居をしても継続して使用可能
今までの健康保険証は企業や市町村単位で発行されているので、転職や転居のたびに健康保険証を再発行する必要がありました。 マイナ保険証なら就職、転職で状況が変わっても、そのまま健康保険証として利用することができます。 ただし、保険者（次の健保組合や、国保）への加入の届け出は、必要です。 健康保険組合が変更になった場合、元の健康保険組合と新しい健康保険組合が、それぞれ手続きを行います。その過程でマイナンバーカードの保険証の情報が書き換わり自動で更新されるため、マイナンバーカード自体はそのまま継続して使用することが可能です。
4.高額医療費の支払い時に限度額以上の一時支払いが不要
費用が高額な治療を受ける場合、今までは事前に手続きを経た場合を除き、一時支払いが必要でした。 マイナンバーカードがあれば、限度額以上の一時支払いが不要になります。
5.お財布の軽量化
まとめ
ここまでご説明したように、マイナ受付を利用することで、各種手続きの簡略化や薬剤情報の共有などメリットが多くあります。 当院でもマイナ受付が可能です。是非ご利用ください。
西永福駅前歯科・矯正歯科 診療内容
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